株式会社鈴音

霧笛楼事業部

社員インタビュー


レストラン総支配人布川インタビュー

飛び出したことで見つめ直した、自分の原点とその思い。

― まずはじめに、レストランのお仕事に就かれたきっかけを教えていただけますか?

昔から料理は好きで、母親が立つ台所を横から覗き込んでいるような子供でした。物心ついてからは自分でも時々料理をするようになって、家族みんなが幸せそうな顔で自分の料理を食べてくれる瞬間がとても誇らしかったことを覚えています。そんな影響もあって、子供の頃から漠然とですが、将来は食べることに携わる仕事に就きたいと考えていたんだと思います。高校を卒業してから1年間調理師学校へ行き、食材や調理の基礎を学んで、霧笛楼へ入社しました。

― 入社当初は料理人志望だったんですか?意外でした。

当時は手に職をつけて自分の家族を養っていきたいという思いがありましたから、「食べることに携わる」プラス「手に職」イコール『料理人』というごく単純な発想からでした。レストラン入社後は、まずはじめに基本的な接客を学ぶためホールの仕事に就きましたが、この道に入るきっかけとなった自分の原点『美味しい料理で人を笑顔にする』という願いは、レストランに携わるすべての人の力を合わせてこそ成り立つんだと実感することも多く、とにかく毎日が勉強でしたね。お客様が幸せそうにお料理を召し上がる瞬間を見るのがうれしくて、食材やワインについても積極的に学びました。

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― なるほど。ではそのあたりから方向転換されて接客業を極めるようになられたのですか?

いえ、入社時に料理人志望だったこともあり、その後は少しずつキッチンに入らせて頂く機会を得ました。作ることは想像力をかき立てられますし、仕込みやデザートなど一部のメニューを任せてもらえるようになった時はやっぱり嬉しかったですね。先輩方の仕事を間近で見られる喜びも大きくて、1年半くらいキッチンで勉強させて頂いたと思います。そうなるともっと自分の腕を磨いてみたいという欲が出てきて…若かったんでしょうね。実は一時期、知り合いが始めた別のレストランのキッチンで働いたことがあるんです。明け方から深夜までキッチンとホールの仕事を掛け持ちして、お店が軌道に乗るまでは夜中に運送会社で働いたり。無理をしすぎて周りにずいぶんと心配をかけました。結局は当時の霧笛楼の総支配人が見かねてレストランに帰って来いと言ってくれて。若気の至りとはいえ、いったんは店を飛び出したわけですから悩みましたが、仕事でお返ししようと心に誓って霧笛楼に復帰させていただくことになったわけです。

― いったんお店を辞められた経験があったんですね…知りませんでした。

そうですね。当時は若かったとは言え、多方面に迷惑をかけてしまったことが心底申し訳なくて。ただ、一度店を離れて外から自分の居た場所を見る機会を与えてもらったからこそ、気づかされたこともたくさんありました。遠回りもしましたが、以前にも増して店と自分の仕事に誇りを持つようになりましたし、諸先輩方が築いて来られた学びの多い環境に再び身を置ける喜びも大きかったですね。この経験が今の自分の支配人としての役割を担う上で大きな糧になっていると感じることもあります。そう思うと、人生の中で無駄なことは何一つないのかなと思えますね。

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― 復帰後はどのようなお仕事をされていたんですか?

支配人の下で、5~6年ほどアルバイトとして働きました。ホールでの接客業務はもちろんのこと、伝票処理やメール対応、スタッフのシフト管理に地域行事への参加など、この頃から本格的に接客業にのめりこんでいったんだと思います。あらゆることを経験させて頂いて、その後改めて社員として正式に復帰させていただきました。たまの休みには勉強のために話題のレストランへ食事に行ったり、以前から続けていたワインやブドウの産地についても学んでいき、少しずつ知識を深めていきました。ゲストという立場で飲食店を訪れると、別の視点から見えてくることも多いですし、自分たちのサービスに活かせるヒントを頂くこともあって、とても勉強になりますね。

― 今でもプライベートではお料理をされることもあるのですか?

たまの休みに家族のために腕を振るうこともありますが、最近はどちらかというと食べる専門ですね。
料理をする機会は減りましたが、外食をするときは料理を取り分けたりワインを注いだり。みんなが笑顔で食事を楽しむ姿を見られることで満足してしまうことが多いですね。やはりそこが私の原点なのだと思います。

― 支配人になられてからの働き方などは何か変化はありましたか。

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前支配人の下で幅広い業務を経験していましたので、ある程度理解はしていたつもりでしたが、やはり見るとやるとでは天と地ほどの差があり、就任当初は正直戸惑いもありました。当然のことながら責任の重さが違いますし、物事の対応に関してはスピーディーな判断を求められますので、常に緊張感が伴います。
またスタッフ教育に関しても、個々の得手不得手を見極めた役割分担を考えたり、本人が気づいていない潜在能力を引き出すような人事を提案するなど、時には厳しいことを言わなければならない場面もありますが、自分のこれまでの経験も踏まえながらアドバイスしています。
支配人としてはまだまだ半人前の私ではありますが、数あるレストランの中から霧笛楼を選んでくださったお客様にとって、当店が大切な人生の一幕の舞台となりますように、精一杯お手伝いさせて頂ければと思っています。

― お仕事をされる上で特に気をつけている点などはありますか。

レストランスタッフとしての観点から言うと、最近は食物アレルギーへの配慮や、食の安全に対する意識の高まりもあって、お問い合わせを頂くケースも増えています。新鮮・安全であることはもちろんのこと、地産地消の美味しい食材を使用したお料理を皆様にお召上がりいただけるよう、当レストラン総料理長が中心となって、時には生産農家にお邪魔して食材を手にとりながらお話をお伺いし、一番美味しく召し上がっていただける組み合わせや調理法は何か、試行錯誤しながらメニューを構成しています。
また、ご予約を頂く際には、必ずゲストの方のお好みやアレルギーの有無などをお伺いして、ケースバイケースで食材を変更したり、調理法を工夫するなどして、出来得る限りお一人おひとりのお客様に、安心してお食事を楽しんでいただけるように心がけております。仏蘭西料理のフルコースだから…と遠慮なさらずに、気がかりな点がございましたら、どうぞお気軽にスタッフまでご相談頂ければと思います。

― 最後に、お客様へのメッセージをお願いいたします。

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仏蘭西料亭霧笛楼は1981年に元町仲通りにオープンし、お陰さまで2011年に満30周年を迎えました。
これもひとえに日頃の皆様のご愛顧の賜物と心から感謝申し上げます。
開港当時の洋館の佇まいを再現した店内は、ノスタルジックな雰囲気の中でお食事をお召し上がり頂けるよう、内装や調度品・器に至るまで当時の面影を残しつつ、お料理は、フランス料理に日本のおもてなしの心をブレンドした「和魂洋才」「温故知新」をベースにし、地産素材を取り入れた独自の「横濱フレンチ」をお召し上がり頂いております。
「タイムスリップしたような空間で、日常を忘れ極上のひと時をお過ごし頂く」 私共は、お客様のそんな特別なお時間を演出するお手伝いをさせて頂きたいと考えております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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